オゾンはフッ素に次いで酸化作用の高い物質で、塩素の4~6倍の酸化力を有します。
有害物質や臭気成分は、オゾンの酸化作用により分解除菌されるというメカニズムです。
また余剰オゾンは、自然に酸素に戻るため残留性がなく安全です。
オゾンの人体への影響ですが、日本の基準として、0.1ppm(8時間労働環境)までなら安全、それ以上ですと長時間吸引すると危険です。
【安全に使用するための注意点】
・充分な換気ができる場所であること(可能であれば配管で屋外に排気が望ましい)
・エアレーションによる オゾン水生成の場合は、エアレーションしている場所、エジェクタを使用する場合は、オゾン水出口のオゾン濃度が高くなりやすいので、近づかない。
とはいえ、オゾンは拡散するので空間全体としては、すぐに危険な濃度に達することはありません。
オゾンの基準は0.1ppmと微量なため、換気により外部から空気を取り込むことで、容易に空間のオゾン濃度は低下します。
換気がしっかりされていれば、濃度はほとんど上がりません。
オゾン放出口を直接臭う等、オゾンを吸引しないようにして、充分換気をすれば、過度な危険はありません。
オゾンの危険性ですが、これまで弊社オゾン発生器で事故等が起こったことはありません。
基本的に、業務用オゾン発生器の場合、有人の場所で オゾンを放出することは避けてもらっています。
誰かがいる環境に対してのオゾン放出はお控えください。
オゾン濃度を計測するためには、専用の実験機材が必要になります。
しかし、通常そのような機材など無い場合がほとんどです。
実際には、オゾン濃度計ではなく、オゾン臭で判断します。
オゾンは独特のニオイがあります。このニオイを感じるようであれば、高濃度です。
短時間なら吸い込んでも特に問題はありませんが、長時間吸い続けるとノドが痛くなったり、頭が痛くなります。
狭い場所であれ、広い場所であれ、オゾン臭があれば濃度が高いとご判断ください。
オゾンマートの業務用オゾン発生器は、オゾン生成能力が高いため、有人環境での使用はできません。
結論から言いますと、反応しません。
火災報知器は煙(大気中の粉塵や有機物)に対して反応します。
オゾンは酸素や窒素と同様に、気体ですので、火災報知器には反応しません。
火災報知機等があっても、安心してオゾン発生器をお使いください。
時折このようなご質問をお受けすることがあるのですが、基本的に問題はありませんとお答えしています。
理由は、過去10年弱、問題が起こったことがないこと、意図的に電子機器にダメージを与えようとオゾンを放出させても、長期間に渡って高濃度のオゾンにさらさないと、物理的にダメージを与えることは難しいことが挙げられます。
一般的な消臭用途でオゾン発生器をご使用になるのであれば、問題ないと考えております。
オゾン自体は換気すれば無くなって、オゾンの濃度もほぼゼロになります。
基本的にオゾン自体が残留することはありませんが、オゾンが反応して分解臭が残ることはあります。
害はありませんがオゾン臭いので、まだ暫くは換気を続けてください。